このような方に・・・
✅保育士さん
✅1、2歳児組のみの朝の保育ってどんな遊びをしているの?
✅園で使っている市販の玩具ってどんなの?
この記事を書いた人
夫と子1人(小学生)の3人家族。保育士15年以上やってます。幼保連携型認定こども園の正職を辞めて、同園でフルタイムのパートになったカナミです。
朝の保育も充実させたい・・・!
皆さんの園の朝の保育はどんな感じでしょうか。
遊びや玩具等が決まっていますか?
私自身、色んな園にいたので、それぞれのスタイルを経験してきました。
まとめるとこんな感じでしょうか?☟
① ある程度、用意しておく(ほぼ決めて、まぁまぁ柔軟に入れ替えたり、入れ替えなかったり?)
② お子さんと一緒に考えて、用意する(一番に来たお子さんに「何がいい?」とか聞いて一緒に準備をする)
③ その時間の遊びが大体決まっている(絵本→おままごと→テラスや外、絵本→ブロック→テラスや外、朝一は保育士と朝の準備を一緒にやってから遊びに入る等)
④ 自由
実は【④自由】というのを私は見たことがないのですが・・・・・・、世の中にはあるのだと思われる・・・。 前にTwitterで「用意したおもちゃだけで遊ばせるなんて―」ってを見て、なんか申し訳ありません・・・となったので・・・・・・。だからざっくり「自由」としてます・・・。
私は今は【①ある程度、用意しておく】スタイルで、様子を見て入れ替えるというか、増減しています。
毎朝、「今日はどの玩具にしようかな?」「これ、いつ出したかな?」「この玩具で子どもたちどうだったかな?」というところもあったので、今回つたなくはあるのですが記録してみました。
ちなみに、1、2歳児組のみの保育園部のみの様子です。
コチラもよろしければ☟
≫【実際の保育】ある日の120分・・・延長保育までの午後
≫【実際の保育】ある日の10分・・・午後の保育♪リズム遊び
≫【実際の保育】ちょっとした時間、隙間時間に何する?(5、6月)
ある4月の朝の保育を紹介します
ねらい | 玩具等 | 子どもの様子・配慮・結果 | |
月 | 週明け、元気に登園して遊びに入る | ・ブロック(1歳児用にしている) ・アンパンマンのぬいぐるみ(大) ・プーさんとわんわんのぬいぐるみ ・おままごとのカップとフルーツ ・ジャンプマット(青・緑)→丸(6枚) | ・週明け、今まで笑顔で登園していた進級児が保育室に入りたがらず泣いたりしていた。進級するとそのようなことが増えてくるけど、それが今きたように思う。そうなると、保育士1人で子ども6人が難しくなってくる。2歳児の心の動きが少し心配だったりする。 ・慣らし期間中だが、早い登園の1歳児組Kはすんなりと入ってきた。それが救い。 ・アンパンマンのぬいぐるみは(小)を使いたいとリクエストあり。 |
火 | 安心して遊ぶ | ・新幹線 ・アンパンマンのぬいぐるみ(大) ・アンパンマンのぬいぐるみ(小) ・ハンカチ ・ジャンプマット(赤・青・緑)→丸(6枚) | ・ちょうど1歳児担任が1歳児保育室に行くところだったので、ホールに入りたがらなかった子は一緒に1歳児保育室でゆったりと遊んでいた。→1歳児の登園が済むころに迎えに行くとある程度満足できたようだ。また、その前に帰ってくる子もいた。担任の協力も得て、このように過ごせるといいと思った。 ・昨日の様子を見て、アンパンマンのぬいぐるみ(小)を登場させた。 |
水 | 保育士に気持ちを受け止めてもらいながら過ごす | ・バイキングトイズ タウンカー ・おままごとのお皿とカップ ・アンパンマンのぬいぐるみ(大) ・アンパンマンの玉入れ | ・1歳児Kは張り切って笑顔で手を振ってホールに入ってきた。→1人でも遊ぶことができることで、保育士は2歳児にもじっくりと関わりを持ちやすくなった。はじめ機嫌が悪かった子もゆったり関われたことで切り替えやすくなったように思う。 ・1歳児保育室に行きたがる2歳児もいたが、お話して一緒に遊ぶ中で切り替わって楽しんでいた。1歳児担任に確認し、様子を見て、1歳児保育室で遊ぶ日もあっていいと確認した。 ・玉入れの中に入る子が出てきたが、カナミは積極的にはさせない。だってキリないし、それ以上に肘が痛いので・・・。 |
木 | 好きな遊びを十分に楽しむ | ・木の乗り物(磁石) ・カラーボックス ・ぬいぐるみ(大) ・アンパンマンの玉入れ | ・カラーボックスに紐と洗濯バサミを付けてくれて、子どもたちでも簡単に扱える箱車に変身させていた。1歳児はとんでもなくなめるので色々留意したい。 ・はじめ1歳児組Kは大きいぬいぐるみに怯えていた。 ・カラーボックスに入ろうとする子はいなかった。少し心配だったんだけど。 ・集まりのときホール後方に行きがち。 |
金 | 友達や保育士との触れ合いながら遊ぶ | ・新幹線 ・お人形 ・カラーボックス ・ジャンプマット(赤・青・緑)→丸(6枚) | ・ジャンプマットを独占したかったりする2歳児Aだったが、遊びに誘いながらうまく気持ちも切り替えられていた。 ・2歳児はホール後方での遊びも楽しんでいて、カナミとの追いかけっこをしていた。はいはいで追いかけるとおもしろいらしい。 ・片付け時に2歳児Rがホール後方に行くが声を掛け泣いたが、落ち着いてからまた声を掛けると切り替えていた。その流れもあったのか?移動もすんなり。いっぱい一緒に遊んで触れ合って、そしてしてほしいことも大いに主張していきたい。 |
市販の玩具等
バイキングトイズ タウンカー
低年齢児には遊びやすいサイズで、丸みがあります。
連結もできるんだけど、お子さんだけでやるには少し難しいかな。小さな突起みたいなところに引っ掛けるだけだから、動かすとすぐ取れちゃう。
パトカーや消防車は人気があるけど、スクールバスもいいし、私としては荷台があるダンプを出して他の玩具を乗せて楽しむのも好きです♪
木の乗り物
これは対象3歳以上にはなっていますが、これまで危険を感じたことはないかな。木の線路や道路を外して振り回しちゃったりすると危ないけど。
何でもなめちゃう子でも、意外にこれはあまりなめなかったりする・・・。
ただ、楽しめる率が高いのは確かに3歳以上かな。
「乗り物」で「磁石でつながりやすい」ということもあって、1歳児でも好きな子は夢中になって遊んでいますよ。
今回は4月ということもあって、まだまだ小さな1歳児もいるので、線路や道路は出さないで遊ぶようにしていました。
コチラもよろしければ☟
≫トミカは対象年齢3歳!実際にあった危ない事例(1歳児)
おままごと
おままごとは、私は色々テーマを決めて出しています。
パーティー遊びができたり、お店屋ごっこができたり、ピクニックごっこだったり、あとは手作りの食べ物(紙を丸めて作ったフルーツや魚とか)が出ているときは、市販のおままごとの食べ物は出さなかったり。
カップか、お皿かお弁当箱か、手作りのボックスか、色々と考えています。
ちなみに、今の園では、1歳児組では食具は危険とされ、2歳児組から遊べるようになっています。 食べ物も小さいものがあるので、分けてますよー。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみ・・・、結構もらいものが多いです。 むしろ、もらいもの以外にあるのか?
アンパンマンのぬいぐるみも、色々と揃っているのですが、購入するとお値段が・・・!
ただ、あると勇気りんりんの歌とかでも登場させて使えるし、勢ぞろいさせると、何だかアンパンマンの世界みたいで大人でも楽しいですよ~。 キャラクター禁止の園では無理ですけどね。
あと、大きいものでお子さんが乗れるようなもの(アンパンマンなら飛んでいるようなものとか、ロディーとか)は、乗せて動かしてあげると喜ばれます♪ ただ破れやすくなって、今の園のも何度もお直ししているので注意!「大事に使って💢」と怒られたら何も言えない・・・。あと、普通にこの遊びは疲れます・・・。
子どもよりも大きいような特大ぬいぐるみもあるのですが、監査で「洗濯機で洗えないとダメ」とご指摘をいただきました。消毒のスプレーだけではNGなので注意です・・・!
お人形
お人形さんもいただきもの・・・。
お子さんたち、結構お人形さんが好きで、服を着せたり、ミルクを飲ませたり、お世話を楽しんでいますよ。
2歳児組となると、自分で服を着せられたり、オムツもはかせられたりして、成長が感じられます。
ただ、個人的には、研修で、玩具選びも徹底している園を見ている教授で「え?園でメルちゃん?ねぇ?」って感じだったのが引っかかり・・・・・・。 しかし、今の園では寄付をありがたくちょうだいして使わせていただいているので・・・。こだわるほどにお金もかかるでしょうし・・・。言い訳・・・。
でも、十分にお子さんの遊びは盛り上がります!
ジャンピングマット
園ではジャンプマットと言っていますが、ジャンピングマットです。
これが登場回数が多い。
これはなかなか家庭にはありませんよね。
園ならではのモノのように思います!
初めて使ったときは「重い!」って思ったけど、慣れてしまえば、1、2歳児組の子もわっしょいわっしょい運んでくれてケンカになるほど運びたがります。
丸く置いたり、一直線にしたり、段にしたり、離して置いたり、フラフープにくぐらせてみたり(講師がやってたけど、ジャンピングマットの劣化が激しくて今は一切やらなくなりました・・・)使い方は色々ですが、4月は特に1歳児組さんも遊びに慣れていないので、丸く置くのと、一直線のみでやっていました。
少しでも変化をつけようとマットの色の組み合わせを考えて配置していました。
振り返り
実はこの前月は毎日のようにすべり台を出していました。
だから新年度が始まって間もない頃の進級児さんは「すべり台はー?」と残念そう。
「○○組さん(1歳児組)は危ないからねー」なんて言って、進級児さんもすべり台がない朝には慣れて、月の半ばにはすべり台の話はしなくなりましたね。
すべり台もだけど、進級児さんにとっては実際に1歳児組が来て、「ちょっと待っててねー」「○○ちゃん(1歳児組)泣いてるから」と急にお兄さんお姉さんにされることに違和感があるような表情の子も。
実際に1、2人1歳児組さんが朝の保育にも登園するようになって、何日後かに行き渋る子も増えました。
幸い、登園が早い1歳児組さんは慣れが早くて、1人で遊ぼうとするのも早くて、進級児さんにも手を掛けられるようになったのは良かったかとも思っています。
昔、息子の懇談会で、兄弟姉妹を育てているひとり親家庭のお母さんが「上の子に手をかけてあげた方がうまくいきますよ。上の子に手をかけていると、下の子が泣いていると親よりも先に上の子の方が気にして自分からお世話しようとしてくれたり。すぐに下の子の方を優先すると上の子は満たされなくて優しくなんてなれなくて意地悪になるんだから」と言ってて、うちは一人っ子なので、だいぶ興味深く聞いていたものです。
あまり「お兄さん(お姉さん)だから我慢して」というようなことは元々していませんでしたが、色んな学年が混合になる時間帯は、同じ学年での活動とは違った配慮が必要ですよね。
さいごに
今回は4月の朝の保育を紹介しました。
1か月かけてきた1歳児組さんの慣らし保育も基本的には4月で終わります。
ということは、さらに早い朝が初めての子が増える。(→環境設定はさらに配慮しないと!)
ちなみに、朝の保育士の体制も変わり、朝1番は私で、朝2番は新しい先生がやってくる。(→すぐに慣れるでしょうけど、最初は人見知りもあるかも!)そこらあたりの関係で、月曜は朝3番になる!
頑張るぞー。
新たに考えることはいっぱいあるけど、今回記録して置いたことで、「今回は○○しよう」「○○は別の方法にしよう」等々と当月に関しては少し朝が楽でした。
何かのお役に立てば幸いです。
カナミ